地震と航空機事故で始まった令和6年、被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。
二十四節気では「小寒」。例年では寒さが厳しくなるころですが、今年は穏やかで雪が少ない本日15日、予報では今日明日は大雪ですがどうなるでしょうか。本年もよろしくお願い申し上げます。
14日あたりに「どんど焼き」をした地域が多いんじゃないでしょうか。以前は小正月の15日は休みの会社も多く、どんど焼きも15日にやっていたような気がします。いまは15日近くの日曜日にやっているようですね。どんど焼きは、宮中の左義長という行事が庶民にも伝わり広まったと言われています。しめ飾りなどを持ち寄り感謝を込めて始末をつける、正月飾りを目印にお越しいただいた年神様を炎と一緒に空へと見送る、餅やするめを焼いて食べて無病息災を祈る、などの意味が込められているそうです。用が済んだらポイッではなく、感謝を込めて「収める」のが日本の文化・心ですね。
テレビでよく「日本人は〇〇なので●●しないといけない」とか、「日本は世界各国と比較して・・・」などと言っている“先生”がいらっしゃいます。その多くは、欧米基準でものを言っており、「欧米は優れていて日本は劣っている」が前提の思想のようです。なぜ何でもかんでも欧米に合わせなければならないのでしょうか? 日本の文化の良いところは「和を以て貴しとなす」とあるように、相手を立てるとか、誠実、恩義、慈愛の心があることだと思います。人や動物は本能ではどうしても自分のことを優先して考えてしまう生き物ですが、そこを抑えて相手のことを考えたり、損得より正義、騙してはダメ、というのが日本の文化文明、日本人の心です。かたやヨーロッパは、狩猟、占領、騙すより騙されたほうがバカ、正義より損得、強者が偉い、という文化文明です。どちらが良い悪いではなく、人種、思考、歴史が違うわけですので、どちらかに合わせるとか、どちらが優れているということではないんじゃないですかねぇ。昨年、自動車業界で起きたビッグモーターの問題やダイハツの不正試験問題は「今だけ金だけ自分だけ」「正義より損得」「騙されたほうがバカ」という思想だったから起きたんだと思います。でもやっぱりお天道様は見ているんですよね~。
そしてそろそろ教育やメディアでの自虐思想をやめて、日本の文化文明を正しく教え広めてもらいたいです。そうすれば、心ない犯罪や学校のいじめだって激減するんじゃないでしょうか。正月を迎え、そんなことを考えている私です。今年もお付き合いくださいませ。
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