二十四節気では立春。日が長くなってきて少しずつ春を感じ始めるころですが、まだまだ寒い日々。地震や津波で被災された方々には厳しい寒さが続いております。心よりお見舞い申し上げます。
今年、魚沼の冬は小雪で気温も高めだったようです。比較的過ごしやすかった一方、小中学校ではインフルエンザ等の集団感染が相次いでいました。いくら気を付けていてもウイルスは見えないので、よけながら生活することもできません。予防も大事ですが罹った時の対応も大事。ということでちょっといいコラムを見つけたので以下に引用します。
風邪やインフルエンザに罹ったら「大変だ」と病院や薬局に行き、クスリや解熱剤を飲んで急いで熱を下げようとする、という方が多いと思いますが、少し待ってください。そもそもウイルスは低体温の環境を好み、増殖します。逆に高温の環境は苦手なので死滅します。私たちのカラダはウイルスに感染すると、そのウイルスに対抗しようとして体温を上げます。せっかく自力で高熱を出しているのに、クスリでその熱を下げてしまうなんて本末転倒。高熱が出ているときは辛いかもしれませんが、自分のカラダがウイルスと戦ってくれている証拠。自分のカラダを信じてしっかり休みましょう。もちろん熱で辛くて眠れないというときはクスリを利用しなければムリ、ってときもあります。ただ、クスリや解熱剤は症状を緩和するもので治すものではないということを理解しておいてください。治すのはあくまでも自分です。
鼻水や咳の症状がひどくなる方もいらっしゃいます。鼻水はカラダがウイルスと戦った後の死骸や残骸。しっかり外に出すことが大切です。クスリで鼻水を止めてしまうと、体外に排出しようとする作用を止めてしまうことになります。咳も同様で、気管や肺に入れたくないという拒否反応が咳です。クスリで止めてしまったら、防御システムをオフにしてしまうようなものです。でも咳が出て息ができない、眠れないというときはクスリを使用してください。クスリは目的を理解して使用しましょう。
「インフルエンザになってしまった」と落ち込む方もいらっしゃいます。しかし本来、病気や不調と気分はまったく別のものです。良い悪いと判断しているのは自分自身、落ち込むことで自然治癒の足を引っ張ります。ただ淡々と自分を信じこの感覚を受け止めてみてはどうでしょうか。その間きっと病気に至った原因や自分の生活習慣、パターンを見直すことになると思います。その過程に気づきがあり、学びがあります。
いかがでしょう。ほとんどの人が、クスリ=治すものだと思っていますが、治すのは自分で、ホントにツラいときにラクにしてくれるもの、症状を緩和するもの、がクスリですね。子どもが処方されたクスリを飲んで一時熱が下がってまた上がることよくありますよね。つまりそれは「クスリ飲んで体温下げてウイルスやっつけられないからまた熱が出る」ということなんでしょうかね。クスリは人類の進化による発明品です。人の寿命が延びたのは医学のおかげであることは間違いないでしょう。けど全面的にクスリに頼る前に自分でできることを考えてみるのも良いのではないでしょうか。「脱依存。」
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