能登半島の震災から2か月が経ちました。いまだに断水や停電が続き不便な生活を強いられている地域もたくさんあるようです。数日でしたが、中越地震で私たちも水も電気もない生活を経験しました。あるのがフツー、使えるのがフツーだと思っているものが、ある日突然なくなることがどれだけ大変なことか。私たちは数日で済みましたが、先が見えない状態となるとかなりのストレスだと思います。心よりお見舞い申し上げます。
震災時の断水は「風呂に入れない」「トイレが使えない」など、生活用水としての不便さが先にイメージされますが、今月は視点を変えて「水と健康」についてのお話しです。カラダが1日に必要な水の量は、体重1kgあたり30mlとされているそうです。体重50kgの人で1.5L、70kgの人で2.1Lの水が必要ということになります。ガブガブ飲むということではなく、カラダに摂る水の量ですから、食事に含まれる水分もカウントされます。ただし、コーヒーやお茶などカフェインを含むものは利尿作用がありますのでノーカウントです。糖分や化学合成品タップリの飲料もたくさん飲むのもどうかと思います。やっぱり「水を飲む」ことを意識することが良いようです。
普段の生活で「あ~喉が渇いた~」と感じることが滅多にないから「ホントに水分不足している?」と思うかもしれません。人は20歳を過ぎると、のどが渇くという感覚を失っていくらしいですよ。水の需要をコントロールするのは成長ホルモンですが、成長期の終わりとともに減少し、脳は水分不足を別のカタチで表現するそうです。一時的な乾燥は喉の渇きとして現れますが、恒常的な乾燥は、痛みやしびれなどの症状として表れます。病気だと慌ててクスリに頼る前に、意識して水を飲んでみるのも良いのかも。
それから水分不足が精神的なイライラとして表れることもあるそうです。野生動物もそうですが、水を探し求めている動物はイライラして攻撃的になります。人もいっしょなんですね。要するに水が足りないと生命を脅かすサインとしてイライラや攻撃的になるということでしょう。このサインを無視していると睡眠障害や摂食障害に発展したり、不安感を刺激の強いコーヒー、タバコ、アルコールなどで埋め、依存に陥ってしまうこともあります。・・・などと不安を煽るような話を続けましたが、恐れることはなし! 水をしっかり飲めばいいんです。できればキレイなものを、ミネラルウォーターでも採水地の確認が取れたものを、1日に体重×30ml飲みましょう。これで体調が良くなったら儲けもんだと思いませんか。
ちなみに私は意識して水飲んでます。
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