まだまだ30℃越えが続いております。でも朝晩はいくらか涼しくなりましたし、黄金色の稲穂もきれいです。少しだけ秋を感じる9月初旬です。
今年の夏も暑かったですね。私が今夏に気になったのは「日傘」。最近は小学生でも、私より年上と思われるおっさん(おじいさん?)でも日傘さしている人をみかけます。まあこれだけ暑いとね。しょうがないですかね。
今回は、朝の暑さが和らいできましたし、十五夜が過ぎればもっと過ごしやすくなるかと思うので、ちょっと太陽の恵みについて触れてみます。
朝日を浴びると体内時計が整います。これは、カラダの細胞に「概日(がいじつ)リズム」という時計があって、睡眠やホルモン分泌、体温の変化などあらゆる生命活動のリズムを刻んでいるそうです。ただカラダの機能すべてのサイクルが一致しているわけではないらしく、それを朝日を浴びることで毎日リセットしてよーいドンで始めることができるんだそうです。それから目の網膜を刺激されると、脳の松果体にスイッチが入りセロトニンというホルモンを分泌します。セロトニンは「癒しホルモン」なので、穏やかになり幸福感に満たされたりします。そのセロトニンですが、夜になると睡眠を促すメラトニンに変わるそうです。どうやら日中の活動と夜に良い睡眠ができるかどうかは、朝の行動が大きなカギになっているようですね。そしてこのメラトニン、アメリカでは不眠の改善や老化防止を目的としたサプリメントで販売されているそうです。はい、でました! すぐそういうのに頼るパターン。そんなものなくても朝日を浴びれば手に入るのにねぇ。
もう一つ、日光を浴びると骨が強くなるという話。ビタミンDはカルシウムの吸収に大きく関わる栄養素で、カルシウムが摂れていても、ビタミンDが足りないと吸収ができなく、骨は強くなりません。ビタミンDは青魚やキノコ類から摂ることもできますが、日光を浴びることで体内で合成することができるそうです。青魚やキノコが好きな子どもってあまりいない気がしますので、成長期のお子様は日傘なんか差していないで、ぜひとも日光を浴びてもらいたいと思います。いま子供たちの骨が弱よわになってきていると聞きます。大人が意識して太陽の恵みを子供たちに教えることも大切なのかな。
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