年末年始に大雪になるような予報で心配されましたが、比較的穏やかな年明けで「今年は小雪なのかな」と思わせるようなお天気が続いております。お変わりありませんか。本年もよろしくお願い申し上げます。
コロナ騒動は相変わらず継続中ですが、人の行動範囲は広くなってきているようです。久しぶりに身内の方が帰省されたりして、おいしいお酒を召し上がったかもしれませんね。長い休み中に飲みすぎ食べ過ぎで体調がイマイチ、なんてことはよくある話。そこで今月は、「生活習慣が乱れがちなときに良い食材」を紹介します。
臓器と似た色や形の食べ物を食べると、その臓器の働きを高めるという考え方があるそうです。例えば肝臓はしじみ、心臓はトマト、脳はクルミ、血管は長ひじき、腎臓は小豆といった具合に。正直わかるようなわからんような、言われてみれば・・・。でも効果効能は間違いないようですよ。
1月7日の人日の節句に七草がゆを食べ、15日の小正月に小豆粥を食べる風習があります。どちらも邪気を払う、無病息災を願うといった意味がありますが、カラダにもよくて、やさしい七草がゆで正月疲れの胃腸を休め、小豆粥で腎臓をいたわるといった効能もあります。小豆は昔から「腎の薬」と言われていて、小豆に含まれるカリウムが、取りすぎた塩分を排出するのを促し、サポニンが余分な脂肪を溶かして腎機能を上げてくれます。日本の風習は理にかなっていますね。昔の人がカリウムやサポニンを意識していたとは思えませんが、経験や体験で、良いもの悪いものが本能的にわかっていたのは間違いないでしょう。
現代は何でもスマホで即時に情報を得ることができます。でもその情報が正しいのか、自分に合っているのかはわかりませんよね。「〇〇が言っているから正しい」「□□に書いてあったから正しい」じゃないと思いますよ。最近はTVはウソでネットはホント、と言う人もいますが、そうばっかりじゃないですよ。元ネタ一緒だったりしますし、結局はビジネス優先だったり誰かが有利になるように仕掛けられていたりしています。TVでもネットでも、いろんな角度から調べたり考えたりしないといけないと思います。検索して一番最初に出る情報は、正しいから一番なのではなくて、お金を費やしているから一番なんだということを忘れてはいけません。
そう考えると、ならわしや風習は「このときこうだからコレをやる」といういわば「先輩の体験談」なので信憑性高いですよね。今年はそんなことも意識して、ならわしや風習を楽しみたいな、なんて考えております。

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